採用に苦戦する公益財団法人
ー人材不足を解決する新たな選択肢とはー
「また経理担当者が退職してしまった...」
「求人を出しても、公益法人会計がわかる人からの応募がない...」
「総務と経理を兼任できる人材なんて、どこにいるのか...」
公益財団法人の事務局責任者の方々から、このような声を頻繁にお聞きします。
深刻化する公益財団法人の人材採用問題
なぜ経理・総務人材の採用はこんなに難しいのか
公益財団法人が直面している採用の壁は、一般企業とは異なる特有の難しさがあります。
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公益法人会計という特殊スキルの必要性
一般企業の経理経験者であっても、中期的収支均衡や公益目的事業比率など、公益法人特有の会計処理に戸惑うケースが多く、即戦力となる人材は極めて限られています。
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給与水準の制約
公益活動への資金配分を優先する必要があるため、管理部門の人件費には限界があります。しかし、専門性の高い人材ほど高い給与を求める傾向にあり、ミスマッチが生じやすい状況です。
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少人数体制による業務の幅広さ
従業員20名未満の財団では、経理だけでなく総務、さらに理事会対応まで、1人で複数の役割をこなす必要があります。このような「スーパー事務員」を見つけることは至難の業です。
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地方における人材不足
特に地方都市では、そもそも経理・総務の専門人材が少ない上、公益法人での勤務経験者となると、ほぼ皆無という状況も珍しくありません。
採用できたとしても続く課題
仮に採用に成功しても、以下のような問題が待ち受けています。
●育成期間中の業務停滞
新人が独り立ちするまでの数ヶ月間、既存職員の負担が増大する。
●定着率の低さ
業務の専門性と責任の重さから、早期退職のリスクが常に存在する。
●属人化の進行
少人数体制では業務が特定の個人に集中し、その人が休むと業務が止まる。
発想を変えてみませんか?「採用」から「外部委託」へ
実は、このような採用の悩みを根本的に解決する方法があります。
それが、経理・総務業務の「アウトソーシング(外部委託)」という選択肢です。
「えっ、経理や総務を外部に任せるなんて...」と思われるかもしれません。
しかし、すでに多くの企業や団体が、この方法で人材不足の問題を解決しています。
アウトソーシングという選択肢のメリット
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採用活動が不要に
- 求人広告費用や採用にかかる時間
- 労力が一切不要欠員による業務停滞のリスクがゼロに
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専門性の即時確保
- 公益法人会計に精通したプロがすぐに対応
- 法令改正にも迅速に対応可能
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コストの最適化
- 社会保険料や福利厚生費などの間接費用が不要
- 必要な業務量に応じて柔軟に調整可能
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業務の継続性確保
- チーム体制での対応により、担当者の退職リスクなし
- 業務の標準化により品質が安定
気になる費用は?最新の調査結果をご紹介
「でも、アウトソーシングって高額なのでは?」という疑問をお持ちの方も多いでしょう。
そこで、小規模企業向けの経理・総務アウトソーシングサービスの費用相場を調査しました。
調査の結果、以下のような費用相場であることがわかりました。
経理業務の外部委託費用
記帳代行(仕訳入力)
- 月額1万円~20万円(仕訳数により変動)
- 100仕訳まで:1万円~5万円
- 500仕訳まで:5万円~10万円
給与計算代行
- 1人あたり月額1,000円~4,000円
- 15名の場合:月額3万円~4.5万円程度
決算業務代行
- 年額20万円~50万円(法人規模による)
【経理業務をまとめて委託した場合】
従業員20名規模で「記帳+給与計算+決算補助」をパッケージで委託すると、月額20万円~30万円程度が相場です。
総務業務の外部委託費用
労務管理サポート
- 月額2万円~5万円(勤怠管理、社会保険手続き等)
理事会・評議員会運営支援
- 月額3万円~8万円(資料作成、議事録作成等)
秘書・庶務業務
- 時間単価2,000円~4,000円
- 月20時間利用で4万円~8万円程度
正社員採用との費用比較
仮に経理・総務担当者を1名採用した場合
→年収400万円+社会保険料等=年間約600万円
一方、アウトソーシングを活用した場合
→月額25万円×12ヶ月=年間300万円。
つまり、年間300万円(50%)のコスト削減が可能になります。
しかも、採用・育成コストや退職リスクを考慮すると、実質的なメリットはさらに大きくなります。
【実際の導入効果】調査データから見える成果
実際にアウトソーシングを導入した組織では、以下のような効果が報告されています。
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コスト削減効果
- (小売業者)経理業務のアウトソーシングで人件費20%削減
- (建設会社)総務業務の外部委託で業務コスト15%削減
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定性的効果
- 業務品質の向上(プロによるダブルチェックでミス減少)
- 職員の本来業務への集中(公益目的事業に注力可能)
- 残業時間の削減(業務効率化により)
主なサービス提供事業者
経理・総務のアウトソーシングには、様々なタイプのサービスが存在します。
ここでは、その代表的な例をいくつかご紹介します
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フジ子さん(オンラインアシスタント)
- 2時間の無料トライアルあり
- 月単位での契約で柔軟に対応
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メリービズ(バーチャル経理アシスタント)
- 経理業務に特化
- 全国どこでも対応可能
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カチアルサポート(NTTグループ)
- 稼働時間ごとの定額プラン
- 最短6営業日で導入可能
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Web特命係
- 月額固定制で分かりやすい
- 使わない月は休止可能
その他、多数の事業者がサービスを提供しており、各法人のニーズに合わせて選択することができます。
導入を成功させるためのポイント
段階的な導入がおすすめ
いきなり全業務を委託するのではなく、以下のような段階的導入が効果的です。
第1段階(3〜6ヶ月)
- まずは給与計算のみ、または記帳代行のみから開始する
- サービス品質を確認しながら進める
第2段階(6〜12ヶ月)
- 満足度が高ければ他の業務も順次委託する
- 内部業務フローを最適化する
第3段階(12ヶ月以降)
- 定型業務は完全に外部委託する
- 職員は企画・戦略業務に特化する
導入前の準備
スムーズな導入のために、以下の準備をお勧めします。
- 現状の業務量と工数の把握
- 委託したい業務の優先順位付け
- 予算の確保と費用対効果の試算
(まとめ)持続可能な法人運営のために
経理・総務担当者の採用に苦戦している公益財団法人にとって、アウトソーシングは単なる「代替案」ではありません。むしろ、限られた経営資源を本来の公益目的事業に集中させるための「戦略的選択」と言えるでしょう。
採用コストや育成期間、退職リスクを考慮すると、外部委託の方が結果的にコスト効率が良く、かつ安定的な業務運営が可能になります。
「でも、うちの法人に合うサービスはあるのだろうか...」 「公益法人特有の業務にも対応してもらえるのだろうか...」
そんな不安をお持ちの方も多いと思います。
公益法人専門の事務局代行サービスのご紹介
当社では、公益法人、一般社団・財団法人に特化した「事務局代行サービス」を提供しています。
当社サービスの特徴
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公益法人専門だからこその安心感
- 公益法人会計基準に完全対応
- 定期提出書類の作成支援も含む包括的サポート
- 内閣府・都道府県への提出書類作成の実績多数
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採用不要で即戦力を確保
- 契約後すぐに業務開始可能
- 公益法人での実務経験豊富なスタッフが対応
- チーム体制で業務の継続性を保証
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柔軟な料金プラン
- 法人の規模や業務量に応じた最適なプランをご提案
- 必要な業務だけを選んで委託可能
- 明確な料金体系で予算管理も安心
こんな法人様に選ばれています
- 経理担当者の退職・育休でお困りの法人
- 何度求人を出しても応募がない法人
- 業務の属人化を解消したい法人
- 管理コストを削減し、公益事業に注力したい法人
採用という従来の方法に限界を感じているなら、ぜひ一度、アウトソーシングという新たな選択肢をご検討ください。
まずは無料相談で、貴法人の課題をお聞かせください。最適なソリューションをご提案いたします。
本記事の企画者について
全国公益法人協会(株式会社全国非営利法人協会)
財団・社団を半世紀以上にわたり多面的に支援。
1967 年に創立し、半世紀以上にわたり長年蓄積した知識・経験によって財団法人・社団法人の会計税務や 法人運営などを多面的に支援しています。
公益法人、一般社団・財団法人への社会的なニーズが高まる一方、規範意識の高まりや厳格さを増す法令・ガバナンスにより、法人が抱えるリスクは年々増大しています。
私たち全国公益法人協会は、未然に問題を察知し、皆さまの顧問チームとなってそれらのリスクを最小化いたします。
法人が安心して公益活動に専念できるよう支援し、公益活動の活発な社会の実現を目指します。
公式サイト:https://koueki.jp/
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